新しい命を願うあなたへ
若くて、幸せなふたりが望めば、至極当然にはぐくまれる命だと思っていたのに。
毎月の生理が来るたびに落ちこみ、妊娠検査薬を前に勇気が出ず、周りの妊娠報告に心が揺れ、人知れず涙してしまう夜もある。
結婚を機に、これまで食事に気をつけ、体を温め、ストレスをためないよう、こんなに努力しているのに、叶わない月が続くと、「私の体がダメなのかな…」と、自分を責めてしまうこともあるのです。
なりた安心堂には、そんなやり場のない不安や悲しみを抱えた女性が訪れています。
漢方の視点:妊娠力とは、血(けつ)の充足と巡り
<漢方における「血」の概念>

漢方では、体を構成する重要な要素として「気(き)・血(けつ)・水(すい)」が挙げられます。
このうち「血」は、単なる血液だけでなく、全身に栄養やホルモンを運ぶ総合的な概念として捉えられています。
特に女性にとって「血」は、月経、妊娠、出産、授乳といったライフステージにおいてとても大切です。
「血」の充足は、子宮や卵巣など骨盤内の栄養供給にも大きな影響を与え、血が滞りなく巡っていることが、妊娠力を高める上で重要です。
特に不妊で悩む女性に多い体質として、以下の点が挙げられます。
血虚(けっきょ)
- 血が不足している状態を指し、鉄分不足による貧血だけでなく、ホルモンバランスの低下、及びタンパク質やビタミン不足等も含まれます。
- 特に女性は毎月の月経、妊娠、出産、授乳などによる血の消耗、栄養不足、消化吸収機能の低下などが原因となることがあります。
- 主な症状として、冷え性、顔色のくすみ、肌の乾燥、不眠、抜け毛、貧血、生理不順などが挙げられます。
瘀血(おけつ)
- 血の巡りが悪く滞っている状態を指し、卵巣や子宮を始め骨盤内の栄養供給をも妨げられます。
- 下半身の冷え、月経不順 他、子宮筋腫、内膜症、卵巣嚢腫など婦人科疾患を有する方に多い。
- 頭痛、肩こり、生理痛、経血の色が黒ずみ、塊がある等の症状が見られることがあります。
周期療法(生理期/卵胞期/排卵期/黄体期)

- 月経期
気血の巡りをよくして、子宮内膜をスムーズにリセット。 - 卵胞期
補血と補腎で、良質な卵を育てる。子宮内膜を厚くする。 - 排卵期
気血の巡りをよくして、スムーズに排卵させる。 - 黄体期
体を温め栄養を与える事で、子宮内膜をフカフカに保ち、受精卵を受け入れやすく、着床の準備をする。
陰陽学説を、女性の基礎体温に応用した場合、低温期は「陰」、高温期は「陽」、排卵期と月経期は陰陽の転換期となります。
この陰陽の考え方をはじめとする中医学理論と、基礎体温やホルモンの働きなど西洋医学の考え方を組み合わせた理論に「周期調節法®」があります。
女性特有の“身体のリズム”に寄り添いながら、周期に合わせた漢方薬や養生法のご提案を行う場合もあり、妊娠により適した状態へ、身体を近づけて参ります。
漢方体験記①|Kさん(農家に嫁ぎ、流産を2度経験・35歳)

今年35歳になるKさんは、県内でご主人と農業を営んでおります。結婚して今年で6年になります。結婚1年目に女児を出産しました。その後2年目、3年目と2回妊娠しましたが、残念ながら、いずれも2~3ヵ月目で流産してしまいました。
Kさんはサラリーマンの家庭に育ち、お見合いで大農家へ嫁ぎました。結婚当初から生活環境の違いに戸惑い、ご苦労も多かったそうです。
義父母だけでなく、近頃ではご主人との関係までもぎくしゃくし、見えないストレスが2度の流産の原因だったのかもしれないと、考えてしまうこともあると言います。
Kさんは「 第2子は、是非男の子を 」と思っています。ご両親も農家の後継ぎとして、当然ながら男児を切望しています。しかしこの2~3年、毎月の生理が来る度に、がっくりと気持ちが塞ぎ、家族の期待に添えない自分に、苛立ちを感じていたそうです。
PMS及び生理痛の改善に、Kさんには早速、気の巡りと血の調和を促す漢方薬を2種類服用頂きました。服用を始め1~2ヵ月すると、体と一緒に不思議と気分までも軽くなり、日常の些細な出来事では、気持ちも落ち込まなくなってきたと言います。
その後、少しゆったりした気持ちで体質改善に取り組まれ、服薬8か月後、待望の妊娠が分かりました。今回は、つわりも含め、妊娠初期から特別なトラブルも出ておりません。現在5か月目の安定期に入り、妊娠中の貧血防止や、安胎(流産防止)も兼ね、気と血を手厚く補う漢方薬を服用されています。
Kさんご自身、年齢や体力を少し心配しながらも、自然分娩と産後の完全母乳を強く望んでいらっしゃいます。
この先を見据え、漢方で女性力の源である「血(けつ)」を、妊娠中は勿論、産後もしっかり補っていきたいとのことです。
漢方体験記②|看護師の女性(反復流産からの自然妊娠・39歳)

県内で看護師をしている女性の子宝相談です。第2子を希望するも、2度流産され、なりた安心堂へは約1年前、ご家族の紹介でいらっしゃいました。
もともと冷え症で月経量も少なく、生理痛が重いため鎮痛剤を服用されていました。
第1子を出産後、約2年の間、2度妊娠されましたが、いずれも6~7週の妊娠初期で、稽留流産となってしまいました。
病院の婦人科には定期的に通院し、血を補う一般漢方薬は、既に処方されていました。本人曰く、体調はまずまずよかったのですが、一向に妊娠の気配はなかったようです。
仕事柄、生活リズムも不規則でストレスも多く、まずは血(けつ)の不足を補いながら、穏やかに巡りを促す2種類の漢方薬を2/3量ずつ服用頂きました。
服用開始1~2ヶ月頃から、徐々に月経量が増え始め、PMSや生理前の痛みが、ずいぶん改善されてきたといいます。その後、服用7か月目で妊娠されました。
この時点で、巡りを促す片方の漢方薬は、ひとまずお休み頂き、貧血対策と安胎(流産防止)を目的に、気血調和の漢方薬に切り替えて頂きました。
仕事に家事に子育てとお忙しい中でも、ご家族の協力のもと漢方と温活を意識した生活をとりいれ、結果この度の自然妊娠に至りました。
現在母子ともに健康で6ヶ月目を迎えますが、出産前に40歳を迎えるがゆえ、ご本人も引き続き気を緩めず、漢方を中心とした生活養生に日々努めていきたいと仰っています。
同じ悩みを抱える、昔の職場のご友人を1人ご紹介頂きました。
妊活に関するご相談者さまの声
※画像をタップ(クリック)すると、拡大してご覧いただけます。















不妊症対策として用いられる漢方薬



- 瓊玉膏(けいぎょくこう)
- 折衝飲(せっしょういん)
- 双料参茸丸(そうりょうさんじょうがん)
- 亀鹿二仙膏(きろくにせんこう)
- 杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)
- 逍遥散(しょうようさん)
- 甲字湯(こうじとう)
- 芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)
- 婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
- 爽月宝(そうげつほう)
- 瓊玉膏(けいぎょくこう)
- 折衝飲(せっしょういん)
- 双料参茸丸(そうりょうさんじょうがん)
- 亀鹿二仙膏(きろくにせんこう)
- 杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)
- 逍遥散(しょうようさん)
- 甲字湯(こうじとう)
- 芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)
- 婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
- 爽月宝(そうげつほう)
最後にひとこと…
そもそも「妊活」という言葉が使われるようになったのは、いつ頃からでしょうか。
調べてみますと、2011年女性誌の流行語、第2位に選ばれたあたりから、メディアを通じて広く浸透したようです。
「妊活」とは医療行為だけではなく、日常的な体づくりや生活習慣の改善も含まれているそうです。
この言葉が広まった背景には、晩婚化や不妊といった、とてもデリケートな問題が深く関わっています。一方で、この言葉の持つ、活動という前向きなイメージ、メッセージが受け入れやすかったのではないかとも思ったりします。
望んでいるのに、思うように妊娠できない女性にとって、一番の理解者であってほしいパートナーにさえ、伝えられない思いがあり。また、女性として大先輩である自分の母親であっても、気付いてもらえない苦しさがあるのは、とても辛いことだと思います。
先輩ママである学生時代からの友人にだって、話せないでいることもあるでしょう。
八方塞がりのように思い、辛く感じていらっしゃるなら、まずは漢方薬の力を借りて、身体を整えることからはじめてみて下さい。
妊娠に向けて漢方薬はもちろん、食養生や生活の工夫など、ぜひ前向きに、「妊活」を実践して頂きたいものです。

