症状の概要|耳鳴りとは

耳鳴りとは、周囲に音がないにも関わらず、耳や頭の中で音を感じる状態を指します。
音の感じ方は人それぞれで、「キーン」「ジー」「ザー」などと表現されることが多く、昼夜を問わず続くことで、睡眠や精神面に影響を及ぼすこともあります。
現代医学では原因が特定しにくく、「年齢のせい」「慣れるしかない」と、半ば諦めてしまう方も少なくありません。

漢方の視点|「耳は腎に通ず」

漢方では、「耳は腎(じん)に通じる」 と考えます。
加齢と深く関わり、生命力の根源である「腎」。
その出先機関が「耳」で、加齢や慢性疲労によって腎が弱まると、耳鳴り・難聴・めまいといった症状が現れやすくなります。
また近年では、長期のストレスや過度の緊張により、腎と隣り合う「肝(かん)」の失調をきたした方々も目立ちます。
10代~30代の若年層の間でも、突発性難聴を含め、耳のトラブルを主訴とする相談も増えております。

漢方体験記|耳鳴り・めまい(70歳・女性)

今回は、今年古稀を迎えられたご婦人のご相談です。
7月の始め、耳鳴り・めまい・手足のむくみを訴え、ご家族と一緒に、なりた安心堂薬局を訪れました。
血圧は140台とやや高めで、他にメニエール病、糖尿病などの既往歴があります。
耳の奥で水が滴るような感覚が昼夜続き、気圧の変わり目などに、よくめまいを起こすとのことです。
細かくお話を伺う中で、ご婦人は日頃から食欲が乏しく軟便ぎみで、胃腸があまり丈夫な方ではありません。
加えて手足がむくみ、雨天の前など全身重だるい日が多いとのこと。

以上の点をふまえ、この方の場合はいきなり「腎」を補うのではなく、まずは「脾(ひ)」の立て直しを優先し、消化・吸収力の回復と、新陳代謝(中でも水分代謝)の改善をご提案致しました。人参製剤 及び、白朮や茯苓などを配した漢方薬2種類を、まずは10日間服用頂きました。
心配していた「脾(ひ)」が徐々に回復していく様子を確認出来ましたので、更にもう10日間、同じ漢方薬を服用頂きました。

「脾」を整えるアプローチからの経過

服用開始後、食欲や便通が安定するとともに、耳鳴り、めまいも日を追うごとに改善に向かいます。
ご本人曰く、この時点で「 漢方の開始前と比べて、半分位まで楽になったかな 」とのことでした。
一方で、手足の浮腫みだけは、依然変化がみられておりません。
ようやく長い梅雨が明け、胃腸・消化器系(漢方の脾)が整い始めたこのタイミングで、次回からいよいよ、お腹の負担が少ない植物性の補腎薬をトライして頂く予定です。

耳鳴り・めまいに関する他のご相談者さまの声

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耳鳴り対策として用いられる漢方

亀鹿仙紹介写真
  • 亀鹿仙(きろくせん)
  • 滋腎通耳湯(じじんつうじとう) 
  • 環元清血飲(かんげんせいけついん)
  • 五加参(ごかじん)
  • 一貫堂 竜胆瀉肝湯(いっかんどう りゅうたんしゃかんとう)
  • 婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
  • 参馬補腎丸(じんばほじんがん)
  • 参苓白朮散(じんりょうびゃくじゅつさん)
  • 心脾顆粒(しんぴかりゅう)
  • 苓桂味甘湯(りょうけいみかんとう)
  • 瓊玉膏(けいぎょくこう) 
  • 牛黄清心元(ごおうせいしんがん) 
  • 連珠飲(れんじゅいん)
  • 二至丹(にしたん) 
  • 黄連温胆湯(おうれんうんたんとう)
  • 逍遥散(しょうようさん)
  • 亀鹿仙(きろくせん)
  • 滋腎通耳湯(じじんつうじとう) 
  • 環元清血飲(かんげんせいけついん)
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なりた安心堂薬局